橋本愛(20)主演映画「バースデーカード」(吉田康弘監督)の初日舞台あいさつが22日、東京・新宿バルト9で行われ、橋本の母役で出演した宮崎あおい(30)が、即興ラップ? を披露した。

 若くして病死する母が、2人の子が20歳になるまで、誕生日ごとに成長に合わせた手紙をしたためる感動の物語。思い入れのあるシーンについて聞かれた吉田監督は、映画冒頭に宮崎演じる母が娘に歌でエールを送るシーンを挙げた。「現場でむちゃぶりで、『のんちゃん(紀子)を励ます歌を歌って下さい』と言ったら、ちゅうちょなく歌い出したのを覚えてます」。父役のユースケ・サンタマリア(45)が「即興で歌なんて、なかなかできないですよ?」と驚いていると、宮崎が突然、「のんちゃん、がんばれ、のんちゃん、がんばれ」と歌い出した。

 メロディーがなく、リズムで刻んだ歌に、場内は不思議な雰囲気に包まれたが、ユースケが「歌じゃねえよ、それ!」と突っ込むと、爆笑が起きた。それでも、ユースケが「ラップだね。ヒップホップ寄りの」とフォローすると、須賀健太(22)も「ファンキーなお母さんですよね」と続いていた。