マツコ・デラックスが、麺類をすすり食べる音を不快だと感じる外国人に配慮すべきか否かをめぐって論争になっている、いわゆる「ヌードルハラスメント(ヌーハラ)」問題について、「恥ずかしい」と私見を述べた。

 21日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」では、ヌーハラ問題を取り上げた。マツコは、「それを『ちょっと不快なんですけど』って言う権利は人間にはあるとは思う。べつに『郷に入れば郷に従え』っていう言葉だけで片付けられない、誰が何を言ってもいいとは思う」と前置きした上で、「でも、ちょっと抑えめにするくらいはしてあげてもいいと思う。真横にあからさまに嫌がっている人がいるところで、これみよがしにズルズルやることはないと思う」と外国人に対する寛容な姿勢を見せた。

 しかしその一方で、「だからといって、特に日本人はそれに気を使いすぎるところがある国民性だから、ここは屈しなくていいと思う。屈した方が潤滑にいくこともあるけど、これは屈しなくていい」と、批判に過敏に対応する必要はないとの立場を示した。

 またマツコは、「この手のニュースが出てくるといつも思うんだけど、ちょっと大げさに騒ぎ過ぎだと思う」とコメント。「全世界を巻き込んでの議論に誰がしようとしてるのかわからないけど、そりゃちょっとツイッターで『すするの嫌だな』って書く人くらいいるし、それをいちいち目くじら立てて『日本文化の侵略だ』なんていう方が恥ずかしい」と、議論するに値する問題ではないと一蹴した。