作家やコメンテーターとして活躍する元警視庁刑事の北芝健氏(年齢非公表)が、講演会を開催することが29日、分かった。北芝氏は、ドナルド・トランプ次期米大統領の暗殺説を危惧しており、そのあたりの発言が注目される。

 今回の米大統領選では集計で疑念の的となっているペンシルベニア、ウィスコンシン、ミシガン州ではトランプ氏は圧勝した。しかも、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏は、すでに敗北宣言。それだけに、今後の選挙人投票でも覆るのは難しい。

 そういった状況下の中で北芝氏は「トランプ氏の大統領就任後の世界を考える方が重要」と言う。

 「彼がどういった人物なのか? 彼のメインバンクはどこなのか?…まずは彼について知ることの方が大切なんです」。

 北芝氏によると、トランプ氏のルーツは「ドイツにある」とし「ドイツ移民の三世」だと指摘、さらに母親については「スコットランドの移民だった」と言う。さらに、トランプに対しての分析は女性問題にまで言及し「基本的にスラブ系の女性が好みなんでしょう。と言うのは、3人いるという愛人は2番目だけはイギリス人ですが1番目と3番目はスラブ系なんですよ。それに彼は、酒は一切やらない。しかも70歳を過ぎていても絶倫でバイアグラも使わないといいますからね」。

 日本との関係についても「安倍首相は、選挙前から水面下でトランプと接触し、太いパイプを築いていたことは確か。確かにTPPに関しては難しいが、日本にとってトランプ氏はマイナスにはならないはず」と言う。

 だが、一部でうわさされている「トランプ暗殺」について北芝氏は「40%の確率である」と断言する。「トランプの周辺の警備とか、従来の数倍の規模になっている。狙うとしてらヒスパニック系の犯罪集団でしょうね。ただ、ここ数年は自爆テロもあるのでハッキリしたことは言えませんが…」。

 北芝氏は独自のネットワークで掴んだ、今後のロシアのプーチン大統領とトランプ氏との関係や、さらには北方領土の情勢など、レアな情報を語るトーク・イベントを12月3日午後3時から東京・有楽町の新有楽町ビル10階で行う。

 ◆「2017年の世界潮流~トランプ米大統領就任と世界の情報戦」

 ◆出演者 北芝健(元警視庁刑事)、羽賀正光(マルチプランナー)、風谷南友(モデル、女優)

 ◆日時・場所 12月3午後3時スタート。東京・新有楽町ビル10階。参加費4500円