年末で解散するSMAPが1日、都内のスタジオでフジテレビ系冠番組「SMAP×SMAP」(月曜午後10時)の収録に出席し、歌コーナーの収録を行ったことが分かった。NHKがオファーを続けている、大みそかのNHK紅白歌合戦出演実現は依然厳しい状態が続いていることから、この日が5人そろった形での“ラスト歌唱”になる可能性も高い。

 関係者によると、この日の午後、リハーサルなどを含めて約2時間、都内のスタジオで「SMAP×SMAP」の収録が行われた。終始重い雰囲気で、メンバー同士の会話はほぼなく、目を合わせるような様子もなかった模様。ゲストに対しても「よろしくお願いします」「お疲れさまでした」などとあいさつをするのみだったという。

 5人は、ゲストとともにメドレーを歌った。木村拓哉(44)稲垣吾郎(42)草なぎ剛(42)中居正広(44)香取慎吾(39)は、それぞれ1人ずつ別の楽屋だったという。

 以前から「SMAP×SMAP」では、「ビストロスマップ」やコントなどのバラエティーコーナーの収録と、ゲストとの歌唱パフォーマンスの収録を別々に行ってきた。この日行われたのは、同番組では最後となる歌コーナー収録だったという。ただ、今月26日の最終回用の収録かどうかは分かっていない。今月中旬には、バラエティーコーナーやトークシーンなどの収録を別途、行う予定だという。

 この日の収録が、同番組の最後の歌収録であると同時に、5人そろったSMAPとしても「最後の歌唱」になってしまう可能性が高い。現時点では「SMAP×SMAP」最終回を生放送にすることも厳しい状態で、先月24日に46組の出場者が発表されたNHK紅白歌合戦でも、正規枠に名前がなかった。

 NHKでは引き続き、企画枠やサプライズ的登場の可能性にかけ交渉を続けているが、現段階では出場実現は極めて厳しいとみられている。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀