シンガー・ソングライター秦基博(36)の代表曲「アイ」(10年)が、林遣都(26)市原悦子(80)らが出演の映画「しゃぼん玉」(東伸児監督、来年3月公開)の主題歌に起用されたことが12日、分かった。

 「ひまわりの約束」「Q&A」「終わりのない空」など、話題作の主題歌を書き下ろしてきた中、今度は6年前のバラードがスクリーンを彩ることになった。

 「アイ」は、愛の温かさに触れたバラード曲。YouTube公式チャンネルでの再生回数が1600万回を超え、カラオケランキングでもアーティスト別で必ず3本の指に入る、秦の代表曲。これまでCMでも多く使用されてきた。

 今回は東監督ら製作サイドが、作品の舞台である宮崎県にゆかりのあるアーティストとして、幼少期を宮崎で過ごした秦に依頼。実際に作品を見た秦が「世界観が合っている」と「アイ」を提案し、主題歌に決定。同曲の「弾き語りバージョン」が使用される。

 もともと同曲が好きだったという林も「主人公の誰にも伝えることのできない切ない思いを代弁してくれるかのよう。撮影時の景色や抱いていた感情が頭を駆けめぐりました」とコメントしている。