今年の上半期に公開を控えている注目の2作品「ラ・ラ・ランド」(2017年2月24日日本公開)と「美女と野獣」(2017年4月21日日本公開)に、日系女優のソノヤ・ミズノが出演している。ハリウッドで順調なキャリアを積み、人気急上昇中の彼女の経歴と魅力を解説!

 ソノヤは日本人の父とイギリス人の母を持つ、東京生まれイギリス育ちの28歳。11歳の時に英国の名門「ロイヤル・バレエ・スクール」に入学し、バレエダンサーとして活動していた彼女は、20歳のときにモデルとしてのキャリアをスタートさせた。CHANEL(シャネル)やALEXANDER MCQUEEN(アレキサンダー・マックイーン)のモデルを務めて、ファッション業界でも注目を集める存在となった。

 彼女のキャリアの転機となったのは、映画デビュー作のSFスリラー「エクス・マキナ」(16)への出演。日本人型の美しい人工知能ロボット・キョウコとして、見事なダンスを披露して称賛を浴びた。そんな彼女は「ラ・ラ・ランド」ではエマ・ストーンの同居人役を演じており、今年はこの他に「美女と野獣」やナタリー・ポートマン主演映画「Annihilation」への出演している。

 ソノヤの最大の魅力はやはり本格的なダンスと美しいスタイル。ユニクロスポーツ2016のCMやケミカル・ブラザーズ「Wide Open」のミュージックビデオでは、バレエダンサーとしての経歴を生かしたダンスを披露している。特に「Wide Open」は彼女の体が徐々に網目状に変化していくという実験的な映像も相まって、大きな話題を呼んだ。

 今年に入って、「デーリー・メール」紙に取り上げられるなどハリウッドでの存在感を増しているソノヤ。本格ブレイクの日も近いかもしれない。【ハリウッドニュース編集部】