映画「君と100回目の恋」(2月4日公開)の公開記念上映会が23日、大阪市のTOHOシネマズ梅田であり、W主演の坂口健太郎(25)とmiwa(26)が舞台あいさつを行った。

 miwa演じる葵海(あおい)と、彼女の運命を変えるため100回人生を捧(ささ)げようとした、坂口演じる陸のラブストーリー。「一途男子ぶりにキュンキュンする」とmiwaが言い、「音楽の良さが伝わる」と坂口がアピールする作品だが、撮影でさまざまなハプニングがあったようだ。

 クランクイン後、最初の撮影は海際の堤防を2人が歩くシーン。「映画が2回目でガチガチだった」というmiwaは堤防上をスキップする場面で、まともにスキップができず。そのため最初は、坂口が「何、その顔?」というセリフが「何、その変な動き?」に変更された。また、カットのない、ある長回しのシーンでは、坂口のしゃべるセリフの半分以上がアドリブだったという。

 劇中では坂口がギターを華麗に弾きこなす役を演じる。ミュージシャンでもあるmiwaは「本当にかっこよくて、様になっていた」。実は坂口はギターは全くのシロウト。手のひらが大きさが上達の一因になっているようだ。「普通、初心者が断念するコードに“F”とかありますが、問題なかったです」と坂口は言い、miwaを「私が押さえられないコードも簡単に押さえちゃう」と悔しがらせた。一方で、手がでかすぎて逆に簡単なDが押さえられなかったとか。

 多くの撮影エピソードがある作品。坂口は「みなさん“キミヒャク・フリーク”になっていただければ、わかるかもしれません」とPRしていた。