声優の三森すずこが3日、東京・新宿バルト9で行われたアニメ映画「デジモンアドベンチャー tri.第4章『喪失』」(元永慶太郎監督、25日公開)プレミア先行上映会に制服姿で登場した。

 武之内空を演じた三森は、高石タケル役の榎木淳弥とともに、劇中に出てくる月島総合高校の制服を着て登壇した。三森は榎木に「回って」と促し、壇上で1回転させると、自分も1回転して客席のファンに全身を披露。「(制服を)久々に着させていただきました」と照れ笑いを浮かべた。

 三森は、作品の感想について聞かれ「胸が締め付けられるような思いがあったりとか、結構、ウルウルしちゃいましたね。演じる時も見ている時も、空にかなり感情移入して、気付いていたら目頭が熱くなってしまいましたね。何で空だけっていう気持ちになって、かなり悲しくなりました」と語った。

 榎木は「3章のラストがものすごい衝撃だったので、4章はどうなっちゃうんだろうなぁと思っていたら結構、重い展開はあったんですけど、クスッと笑える面白いシーンもあって、ちょっと安心した部分はありましたね」と笑みを浮かべた。

 三森は締めのあいさつで「今回は(パートナーデジモンの)ピヨモン(声・重松花鳥)と空を、かなりフィーチャーしていただいて、自分的にもお芝居する上で、空ってこんな感情もあったんだ、みたいな発見した部分もたくさんあった。ぜひ、たくさんの方に見ていただきたいと思います。(全6章の4章まで進み)あと2章、残っていますけど、どんな感じになるのか私も楽しみにしています。ぜひぜひ、皆さんに楽しんでもらえたら、と思います」と今後に期待した。【村上幸将】