ピン芸人NO・1トーナメント「R-1ぐらんぷり2017」は、今月28日午後7時からフジ系で生放送される。

 15回目となる今年は、過去最高3792人がエントリー。最大規模の大会となり、アキラ100%、石出奈々子、ブルゾンちえみ、マツモトクラブ、三浦マイルド、ゆりやんレトリィバァ、横沢夏子、ルシファー吉岡、レイザーラモンRGの9人が決勝進出を果たした。

 制作のカンテレから24日、決勝進出9人のコメントが寄せられた。

 【ルシファー吉岡】

 去年は敗者復活からだったので、やっぱり(決勝進出会見の)タキシードが着たかった。今年はストレートで決勝に行くための1年だったので、下ネタはあまりよくないと思い、年末の単独ライブは下ネタじゃないネタをたくさんやろうとしたところ、結局8割、下ネタでした(笑い)。

 今年は、2本目のネタも、もう決めてます。下ネタはやらないでしょうね。テレビのスタジオって、ライブに比べて“公共の場”な感覚がすごい。僕が、世間に「下ネタをやる人だ」と知られてない中で、僕を出すのは厳しいなと分かりました。私服もちょっと、オシャレにしてみました。

 【ブルゾンちえみ】

 こういう(決勝進出会見)のは初めてで、「本当に?」と。気持ちが全然追いついてなくて。そもそも、2回戦までしか行ったことがなかったので、準々決勝に行けたくらいで「ラッキー」って気持ちでした。ただ、準決勝まで行って欲が出たというか、戦いがリアルになってきた。事務所からは「決勝のスケジュール空けてるから」と、プレッシャーはありましたが。

 私の力になってくださった先輩方に、決勝まで来られた喜びを伝えたい。いろんな先輩方から、「ブルゾンは、ネタがどうのこうのってよりはパフォーマンス性も重視されてる」とか「堂々としてるかどうかが見られてるから、内容も大事だけど余裕を持って」とかアドバイスを頂いたので。

 【アキラ100%】

 準決勝は、会場がすごく広くて、笑いがあまりない感覚で、手ごたえがなかった。去年は準決勝で、ハリウッドザコシショウさん、小島よしおさん、とにかく明るい安村さんという“3大裸芸人”がいたので、僕と4人全員が上がることはないなと思って、負けてしまいました。でもザコシショウさんが優勝後に「来年やな。もう1年がんばれ」って言ってくださり、この言葉に支えられて続けて今日まできました。

 これまでは、2年連続コントでダメだった。シュールでも、説明不足なところもあったので、今年は、パーティー形式に変え、お客さんへの距離を縮めてからネタができる。何も考えず、バカなやつがいるなと笑っていただければ。まばたき厳禁でごらんください。

 【レイザーラモンRG】

 (米大統領の)トランプネタはずっと、手ごたえがすごかった。トランプネタに対する後押し、USAコールもしていただき、14年の決勝よりは余裕がありました。

 ずっと言っているんですけど、「RGのライフワーク・イズ・R-1ぐらんぷり!」。毎年、年末から年始にかけて、ピンネタを作って、研いでR-1ぐらんぷりに懸ける。それが僕のライフワークなんです。死ぬまでライフワーク! 今年ダメでも、来年でも、何回でもチャレンジします!ライフワーーク!

 【マツモトクラブ】

 (昨年までは、2年連続で敗者復活からの決勝進出で)番号呼ばれて「ヨシッ!」ってなったんですけれど、リアクションは名前呼ばれるまで我慢しました。過去2年の分析で、準決勝は「ドーン!」ってウケている人が決勝に行っていると思ったんですよ。それに比べると、僕のネタは爆発力がないと思い、爆発できそうなネタを選びました。

 (事務所の先輩、ハリウッドザコシショウが昨年の優勝で)師匠が優勝しまして、事務所の持ち小屋みたいな場所に、R-1のトロフィーが飾ってあるんですよ。行くたびに見ているので、2年連続で持って帰ってこられたらいいなと思っています。本番では、笑顔とちょっとしたあたたかい気持ちをお届けしたい。