モーニング娘。’17とアンジュルムが16日、都内でファン参加型イベント「ハロー!プロジェクト ひなフェス アイドル生合戦 国盗り天下統一編」を開催した。

 モーニング娘。’17が赤と黄、アンジュルムが青と緑に分かれた計4チームで8つの対決を行い、その結果に応じて獲得するカードを使って、陣地に見立てた日本の47都道府県を取り合う内容。対決では、人気ゲーム「太鼓の達人」対決や、玉入れ対決、学力テスト対決などを行って盛り上げ、アンジュルムの上國料萌衣(17)勝田里奈(19)中西香菜(19)竹内朱莉(19)笠原桃奈(13)で構成した緑チームが大逆転で優勝した。

 序盤はモーニング娘。’17の両チームが多くの陣地を奪って有利に進め、緑チームは最下位に沈んでいたが、徐々にその差が埋まり、勝負は最終種目のこの日2度目の「太鼓の達人」対決へともつれ込んだ。「太鼓の達人」が得意で、各チーム代表者1人ずつの4人で競った第1種目の同対決で、2位のメンバーに20万点以上の差をつけて勝利していた赤チームのモーニング娘。’17の譜久村聖(20)が大本命とされていた。しかし、最終対決では、譜久村がまさかのミスを繰り返して得点を重ねることができず、緑チームの中西が1位に。この結果、最後に多くの陣地を取ることができた緑チームが大逆転優勝を手にした。優勝賞品のスマートフォン版「太鼓の達人」アプリへの登場権を贈られた中西は「私は(緑チームの)総大将なのに、学力テストもできないし、何もできずに貢献できていなかったので、よかったです」と涙ぐみながらあいさつ。同じアンジュルムの青チームも混ざって円陣をつくり、喜びを分かち合った。

対する譜久村は「ちょっと緊張しすぎた。悔しいです」と涙を拭い、同じく逆転を許した黄チームの飯窪春菜(22)らも悔し涙を流した。

 この日はゲストMCでモーニング娘。OGの矢口真里(34)も出席。表彰後のステージで「今だから言いますけど、モーニング娘。をめっちゃ応援してました」と明かし「黄と赤で共闘したら勝ってたんじゃないかって意見もあったので、次の対決は協力プレイみたいな感じでやったらいいのかなと思いました。お疲れさまでした」と後輩たちをねぎらった。

 同イベントは、バンダイナムコエンターテインメントが提供するウェブと連動した新サービスを活用したもので、ファンも専用サイトで生配信を見ながら勝敗予想や、自分の応援するチームのメンバーとのチャットに参加でき、陣地取り合戦に参加することができた。今後は別のグループなどでも同様のイベントを行う予定もあるという。