05年の大ヒットコメディー映画「40歳の童貞男」などで知られるジャド・アパトー監督(50)が、トム・クルーズ(56)の面白エピソードを公表して話題になっている。

 先月30日、米深夜番組「ザ・レイト・ショー」に出演した同監督は、米コメディー俳優セス・ローゲン(36)が、クルーズにネットでポルノ映画が見られると教えたことを明かした。

 同監督は06年、ロマンチック・コメディー映画のプロジェクトについて話し合うため、クルーズとローゲンの3人で顔を合わせた。同監督は「セスは当時、まだ有名じゃなかったんだが、なぜかいつものごとく、マリフアナとポルノ映画の話を始めてしまって。彼が“ネットでポルノ映画を見ているんだ”と話すと、トムが、“何だって?ネットでアダルト映画が見られるの?”と驚いて聞いていた」と当時を振り返った。

 ローゲンが「そうだよ。ウェブサイトでいろんなポルノ映画を見られるんだ」と言うと、クルーズは「ちょっと待って。コンピューターでサイトにアクセスすれば、アダルト映画が見られるっていうのか?」と、あぜんとした様子で聞き返していたという。

 ローゲンはこれに対し「いつもネットでポルノ映画を見てるよ。誰でもやってることさ。もはや全然大きな問題じゃないよ」と答えていたらしい。

 同監督は、その後クルーズと一緒に映画を製作する話は流れてしまったと明かした上で「トムはすごくいいやつで、非常に礼儀正しく振る舞っていた。ポルノ映画を見ることに反対だったけど、失礼にならないように礼儀正しくしていたのかもしれないし、それは分からない。本当のところは、誰にも分からないよね」と語っていた。(ニューヨーク=鹿目直子)