第58回ギャラクシー賞が2日、都内で発表された。

テレビ部門大賞に20年6月11日に放送された、俳優林遣都(30)が唯一の出演者で3つ子を演じた、フジテレビのドラマ「世界は3で出来ている」が選ばれた。

中江功監督(57)は「まさか、もらえると思っていなかった。長くにわたって取材したドキュメントとかある中、去年のコロナ禍で企画を出して3週間くらいで撮った作品。本当に申し訳ない。深夜の深い時間の作品です。私、『教場』というドラマでもノミネートされたことがあるけど、何倍も予算が違う。大作を作ればいいのではないと、教えられた気がした」と話した。そして「脚本の水橋文美江と、林遣都1人で行こう決めたソーシャルディスタンスドラマ。本当に林遣都と、水橋の脚本がなければできなかった」と振り返った。

宋ハナプロデューサーは「スタッフも距離を取ったり、健康に気をつけなければいけなかった。そういう思いが視聴者に届いたんだと思う」と話した。

優秀賞は鹿児島テレビ「テレビで会えない芸人」、NHK「NHKスペシャル『イナサ~風寄せる大地 16年の記録~』」、TBSテレビ「金曜ドラマ『俺の家の話』」が選ばれた。