嵐の松本潤(38)が25日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で行われた、嵐初のライブ映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(堤幸彦監督、11月3日先行公開、同26日全国公開)の記者会見に出席した。昨年末のグループ活動休止後、初めて公の場に登場した。

昨年12月以来、10カ月振りに報道陣の前に姿を現した。スーツ姿で登場し、お辞儀して座った。「本日はお集まりいただきありがとございます。松本潤です。この映画が日本の皆さんのみならず、世界中のたくさんの方に楽しんでもらえることを祈っています」とあいさつ。さらに英語で同様のスピーチを披露した。

同作では活動休止前ラストツアーとなった20周年記念ドームツアーの19年12月23日東京ドーム公演を、125台以上のカメラで撮影した。ファン5万2000人で埋まった会場のステージで、メンバーたちが躍動する様子を映している。長年、嵐のライブの演出やプロデュースを担当してきた松本にとっても記念すべき作品となる。

既に台湾、香港、マカオ、シンガポール、インドネシア、マレーシアの6つの国・地域で公開が決定していることも明かした。また、中国、韓国、ブルネイなど世界各地で公開に向けて調整しているという。松本は「たくさんのところで、たくさんのファンの人たちにこの映画を見て頂けたら、喜んでいただけたらと思います」とアピールした。

松本は「撮影したのは19年の年末だったので、東京ドームで、ありがたいことにお客さんが満杯の状態で映像作品を撮影することができました」と振り返り、「それから、自分たちだけじゃなく、皆さんが大変な思いをしている最中だと思いますので、なかなか今となってはその光景がこの国ではまだエンタメの世界では見られる環境になっていないということを感じる部分もあると思います」と語った。

さらに「感染対策をした上で劇場に足を運んでいただきたいと思いますが、自分たち含めてエンターテインメントがまた少しずつ回復していく、そんな願いも込めてたくさんの人にこの作品が届いたらいいなと思います」と願った。「ここからまた少しずつみんなで楽しめるエンターテインメントを作っていければと思っていますし、それを楽しんでいただけたらと思います」と締めた。