49歳で第1子となる女児を出産した女優の小松みゆき(51)が26日、インスタグラムを更新。不妊治療を取り巻く環境の変化に「やっと良い時代になってきました」と思いをつづった。

第1子妊娠まで夫婦で長年にわたって不妊治療を受けていた小松は、昨年4月に不妊治療の公的医療保険の対象が拡大されたことや、東京都が少子化対策として卵子凍結にかかる費用への助成案を決めたことなどに言及。自身もかつて検討したことがあるという卵子凍結については、「その20年ほど前は保管に100万円と今よりかなり高額なのに、単細胞は凍結解凍に耐えられないことが多いとされていました 今ももちろん100%大丈夫ではないですが、技術が進歩しているので確率は上がっているようです」と説明し、「これがもっと身近になれば、働き盛りの時期にしっかり仕事に向き合って、育児に向き合えるタイミングで妊娠を計画しやすくなります 若ければ若い卵子ほど成功率が高いのですから!近年の不妊治療の著しい進歩の中では一番価値あるものだと思いました」とつづった。

また、卵子凍結も保険適用となることへの期待を寄せ、「それと同時に、不妊治療時の受精卵に行う『着床前診断』が早く当たり前になって欲しいと強く強く願います ちゃんとした受精卵を選んで移植、これが当たり前であるべきです これら全てが『少子化対策』のとても重要なパートなのではないかと思います」とした。

「私が出産した2年前と比べてもずいぶん不妊治療を取り巻く環境も変わってきているなと感じます このまま進んで『結婚して一年で子どもを授からないときには不妊治療を受ける』ことが当然になり、治療を受けることの罪悪感や背徳感を感じなくなることがゴールなのではないでしょうか」と小松。「産める環境の人が産むための治療を受ける…病気の人が治すための治療を受けることと同じ至極当然のことと思います」とした上で、「不妊治療の高度医療との組み合わせが可能になったわけですし、高額医療費制度や医療費控除も上手く使って普通の病気の治療と同じ感覚で不妊治療を始められる、やっと良い時代になってきました 今から治療を受けられる皆さんが本当に羨ましい!」と思いをつづった。