4月から多摩美術大造形表現学部映像演劇学科の教授に就任した劇作家で俳優の野田秀樹(52)が14日、東京・世田谷区の同大上野毛キャンパスで初授業を行った。学生3人に担がれた野田がスタジオに登場すると紙吹雪が舞い「ヒデキコール」がわき起こり、野田は「こんなにいい思いするのは久しぶり」と笑みを浮かべた。この日、担当したのは同学科1年生68人の必修科目「表現基礎」。「ぼくは経験からこう思うと話すが、それが絶対に正しいということはない」とあいさつし、舞台の実際の歩き方から授業を始めた。