テレビ朝日君和田正夫社長(67)が1日、東京・六本木の同局で行われた定例会見で、7月から役員報酬を1人につき平均12%カットすることを明らかにした。5月のスポットCMが前年比85%に届かないなど、業績悪化を重くみた。「過去10年間で最低レベルの落ち込み。早めに手を打つ」と断言。6月10日に業績対策緊急本部をスタートさせ、増収節減策の一環として決断した。対象は常勤取締役、監査役など計29人で来年3月まで。

 また、同局は09年から12年のアジアサッカー連盟放送権獲得を発表。W杯南アフリカ大会アジア最終予選などが契約対象となる。