劇団若獅子公演「王将」の千秋楽が18日、都内の国立劇場で行われた。今作は、新国劇の故緒方拳さん(享年71)の代表作だったため、故人の追悼公演と銘打たれていた。緒形さんの長男緒形幹太(42)も主人公阪田三吉の弟子役で出演した。幹太は「初日の大阪公演では、父が見てくれている気がしていました。(評価については)父は褒めることはなくて、何でも野球に例えるくせがあったので『まぁ、ポテンヒットかバントヒットかなぁ』と言うんじゃないでしょうか?」と話した。また「三吉役は、大阪の土臭さが出せないと難しい。関西弁も勉強しなくちゃいけない。10年後や20年後に、自分の体や顔もそうなることができたら」と、夢を明かしていた。

 [2009年4月18日16時33分]ソーシャルブックマーク