NHKが4~5月に放映したドラマ「コンカツ・リカツ」で行政書士が法律相談に応じることができるかのような誤解を与える場面があったとして、大阪弁護士会がNHKに抗議文を送っていたことが30日、分かった。

 「コンカツ・リカツ」は女性の結婚と離婚がテーマ。5月8日に放送された回で、清水美沙演じる主人公が行政書士に、浮気をした夫との離婚や慰謝料の相談をし、アドバイスを受ける場面があった。

 弁護士会によると、抗議文は6月9日付で送付。行政書士は官公署に提出する書類などを作成する業務の範囲内での相談しか受けられないと主張。「法律相談は弁護士だけができる業務で、視聴者に誤解を与える」としている。

 NHK広報局は「ご指摘を尊重し、番組制作の参考にさせていただきたい」としている。

 [2009年7月30日11時40分]ソーシャルブックマーク