9日に肺がんで亡くなった作家の井上ひさしさん(享年75)の葬儀・告別式が12日、神奈川県鎌倉市内の自宅で密葬で行われた。正午から約1時間、近親者のみが参列して亡きがらに寄り添った。ひつぎを乗せた車が公道に出る際には、近隣の住人約10人が手を合わせ、別れを惜しんだ。喪主を務めたユリ夫人が助手席に乗り、その他の親族はタクシーに分乗し、火葬場へ向かった。近所に住む79歳の女性は「今朝、奥様からお電話をいただいて、香典やお花は遠慮させていただきますと言われました。井上さんは会えば普通にあいさつするし、最近まで歩いている姿を見ていたんですけど…。奥様がかわいそうです」と話した。

 [2010年4月12日19時47分]ソーシャルブックマーク