俳優中井貴一(48)が18日、前原誠司国土交通相(48)を表敬訪問した。公開中の主演映画「RAILWAYS

 49歳で電車の運転士になった男の物語」(錦織良成監督)で舞台となった一畑電車(島根県)の存続を訴えた。

 鉄道が趣味の前原大臣と大臣室で、5分ほど鉄道話に華を咲かせた。自ら撮影したSL写真パネルを大臣室に飾るほどの“鉄ちゃん”。対する中井は、この映画撮影で鉄道が好きになったと言う。

 中井は「鉄道のどこがいいのですか」とストレートな質問。「SLの躍動感がいい。生きているみたいで。電車は撮らないんです」と前原大臣の説明に納得していた。また、人生で初めて作ったという、島根県PRの名刺「遣島使中井貴一」も手渡した。

 会談を終えた中井は「想像以上に気さくな方。楽しい時間を過ごさせてもらった」と語った。お願いした鉄道の存続については、「大臣は地方の活性化には必要、との理解を示してくれた」と説明。好感触であったことを明かした。

 

 [2010年6月18日20時27分]ソーシャルブックマーク