【香港30日=近藤由美子】NEWS山下智久(25)が、自身初のアジアツアー幕開けとなる香港公演2日目を同中心部のハイテック・スターホールで行った。ヒット曲「抱いてセニョリータ」はもちろん、比較的新しい曲もファンが日本語で大合唱。山下を熱烈に歓迎した。

 香港公演は約4カ月にわたるアジアツアーの皮切り。公演前は「言葉の壁が不安でした」と振り返ったが、前夜、日本代表のアジア杯優勝に勇気づけられていた。

 宿泊ホテルに戻った山下は、決勝戦を映すテレビにくぎ付け。特に長友の動きが気になった。山下にとって、明大の1年後輩で、W杯南アフリカ大会後から何度か食事をする仲。「すごかったですね。サッカーをしている時はすごいですけど、気さくでいい人ですよ」。

 長友はスタミナと突破力を武器に優勝に大貢献したが、山下も自身の武器をこう表現した。「最後まで走り抜くこと。自己管理して千秋楽を迎えられたら。やるべきことをやって、世界との距離を縮めていけたらと思います」。

 [2011年1月31日6時9分]ソーシャルブックマーク