1日午後2時50分ごろ、京都府舞鶴市の沖合約10キロの日本海で、潜水取材をしていたNHKの男性職員が意識不明になったと舞鶴海上保安部に通報があった。

 NHKなどによると、男性職員は報道局映像取材部の平野康人さん(33)で、同市内の病院に搬送され、約1時間半後に意識を取り戻した。命に別条はないという。

 同保安部は水深の変化で呼吸器に障害が起きる「潜水病」の可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。

 同保安部によると、平野さんは水深約20メートルで撮影していた。一緒に取材していた人が、平野さんの様子がおかしいのに気付き、ボートに引き上げて通報した。