落語家桂平治(43)が来年9月に11代目桂文治を襲名することが7日、決まった。この日、落語芸術協会(桂歌丸会長)の役員会で決定した。文治は江戸時代から続く名跡で、「桂」の亭号では最も由緒のある名前とされる。10代目文治は正調の江戸弁の高座で人気があり、亡くなる04年まで落語芸術協会会長も務めた。平治は86年に先代文治に入門し、99年に真打ちに昇進した。「親子酒」などを得意とし、NHK新人演芸大賞最優秀賞を受賞している。来年9月下席(21~30日)の新宿・末広亭を皮切りに襲名披露興行を行う。