マラソンで2012年ロンドン五輪出場を目指し、カンボジア国籍の取得を申請しているお笑いタレント猫ひろし(33)が14日、都内でカンボジアのトン・コン政府観光省大臣と会談した。同氏はアジアオリンピック評議会(OCA)に出席のため来日しており、今回特別に会談の席を設けてもらったという。

 猫は日本の代表的な和菓子どら焼きをお土産として持参。国籍取得のため「頼みますよ。親方!」と協力をお願いした。それに対し、トン・コン氏は「すてきな人がカンボジア人になれるのはうれしいです。早く取れるように政府と王様に言っておきます」と快諾した。

 猫は11月に行われるプノンペン国際ハーフマラソンで1位を目指すとし「それまでには取得したい」と意気込む。「今は猫ですが、大会までにはチーターみたいになっていますから」とアピールした。

 今後は8月28日の北海道マラソンに参加するなどし、調整を続ける。フルマラソンの自己ベストは今年2月の東京マラソンで記録した2時間37分43秒。当面はカンボジアの五輪代表ヘム・ブンティンの2時間26分台を上回るタイムを目指す。