宝塚歌劇団・月組新トップ龍真咲(りゅう・まさき)のお披露目公演となる「ロミオとジュリエット」(6月22日、宝塚大劇場から)の制作発表が26日、都内で行われた。龍は01年、87期生として入団した若きトップで「新生月組、新たな始まりです。月組生一丸となって、楽しい舞台を作って参りたい」とフレッシュにあいさつした。娘役トップ愛希れいか、準トップ明日海りおも合わせてお披露目された。

 「月組全体で切磋琢磨(せっさたくま)してほしい」という劇団の意向で、ロミオ役、ティボルト役を龍と明日海が役変わりで演じる異例の配役。龍は「いろんなことを経験させていただくのは舞台人として恵まれたこと」と話した。

 この日は3人で「エメ」「世界の王」など4曲のナンバーを披露。龍は「お披露目公演が『ロミオとジュリエット』でうれしい」。今後のけいこにも「(演出の)先生にしかられても、どんなことを言われても、成長するためには必要なこと。自分への期待感があります」と話していた。