沢尻エリカ(26)が再び芸能活動休止状態に陥っていることについて、主演映画「ヘルタースケルター」(7月14日公開)の蜷川実花監督(39)が、同作の公式ホームページでコメントした。沢尻は同作でオールヌードや激しいセックスシーンに初挑戦。役柄にのめり込んだことも影響し、撮影を終えた今月に入り、心身のバランスを崩してダウンしたという。コメントの要旨は以下の通り。

 「エリカにとっても運命的な作品だった。あまりにできすぎな筋書きに、物語が現実に追いつかれそうな気がしてなりません。撮っている時、何度も現実と物語がリンクし、境界線があいまいになる体験をしました。前日の撮影をお互いまったく覚えていない程、私たちは物語に進んで沈んでいったのだと思います。『りりこの役がなかなか抜けない』と言っていた彼女に静養が必要なのは、必然のような気がします。『これで私は胸を張ってみんなの前に立てる。実花さん本当にありがとう』と、映画完成の初号試写が終わった時、手をとり泣きながら言った彼女がもどって来る日を心から待っています」

 また、同作のプロデューサー宇田充氏も「今回の体調不良によるPR活動休止について、私たちには、まさに劇中のりりこさながらに思えてなりません。エリカさんらしい、ピュアでまっすぐな女優魂を見せてもらい、本当に胸を張って、世界中に誇れる作品に出来上がったと思っています」とコメントした。