今月22日に妻靖子さん(享年66)をがんで亡くしたタレントみのもんた(67)が24日、東京・赤坂のTBSで会見した。「生きているうちに何で言えなかったのか。こんなにいとしい人だったのかと思いました」と涙で話した。

 同局「みのもんたの朝ズバッ」の放送終了後に会見した。靖子さんは10年以上前から皮膚がんを患い、骨にも転移していた。昨年7月に体調が悪化し、都内の病院で末期がんの診断を受けた。靖子さんから「(毎年2人で行った)ニューヨークに行きたい」とリクエストされ、今月7日から「朝ズバッ」を休んで出掛けた。「2人で見たいもの見て、食べたいもの食べて」。

 男子校育ちのみのにとって、大学時代に知り合った靖子さんは「初恋の人でした」。靖子さんはみののスタイリストとしてともに諸番組に取り組んできた。

 亡くなってから、自宅の衣装部屋に入ると、6月までの衣装が整えられていたという。「それを見た時、本当につらかった」と男泣きした。「喪失感は大きいです」と下を向き「今はきれいなヘアメークさんがやってくれるけど、(靖子さんに)いてほしいなという気持ちが強いです」。この日着ていた衣装も、靖子さんが整えていたくれたものだった。