バイオリニスト葉加瀬太郎(44)が12日、東京・かつしかシンフォニーヒルズ

 モーツァルトホールで全国ツアー「WITH

 ONE

 WISH」をスタートした。

 11月7日発売の同名の最新アルバムを引っさげ、全国32カ所で38公演行う。アルバムの数量限定版に同梱のDVDに収録された「Etupirka」は、48年ぶりに日本で開催中の国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会BGMとして採用されている。葉加瀬は「日本だけじゃなくヨーロッパ含め世界が不況、元気がない状態が続いている。(曲で)気分を高めてもらったらうれしいし、光栄です」と話した。

 この日はオープニングで「Etupirka」を披露したほか、2部構成で全16曲を演奏した。

 ラストの「情熱大陸」では、パフォーマーが壇上に上がり、バブル期にジュリアナ東京などで若い女性が振ったような、色とりどりの扇子(せんす)を振って盛り上げた。扇子は葉加瀬の妻高田万由子(41)が、葉加瀬の名前に引っかけたグッズ「はかせんす」として考案し、昨年から販売を始めた。葉加瀬は「家内のアイデアです。(ライブで)盛り上がりたいねと。バブル期を思い出しながら…」と笑みを浮かべた。