堤幸彦監督(56)が18日、東京・渋谷区のパルコ劇場で、演出を務める向井理主演の舞台「悼む人」(19日初日)の会見の参加し、若松孝二さんの死を悼んだ。「日本の映画界の大事な人を失った。尊敬していたので残念です」。若松さんは原発をテーマにした作品を準備していたとされ、「自分も年齢を重ねてきたので、社会的なことをいろいろ考えていきたい。先輩の死を無駄にしたくない」と語った。一方、同作品は、事故などで亡くなった死者を悼むため、全国を放浪する男を描く。向井は、理想の人生の終わりを「幸せだったと言えればいい。やりたいことをやっていたい」と語った。

 共演は小西真奈美、手塚とおる、真野恵里菜、伊藤蘭。