11年に亡くなった脚本家市川森一さん(享年70)の功績をたたえ、優れた脚本家に贈られる「第1回市川森一脚本賞」に、大島里美さん(35)が選ばれたことが、9日、市川森一脚本賞財団から発表された。

 昨年1月から同12月まで放送された作品が選考対象で、同11月に放送された大島さんのNHK「恋するハエ女」が評価された。

 夢や異空間にはせる想像力やチャレンジ性、才能の伸びしろが期待されるとして選ばれた。

 大島さんは「恐縮しています。これを励みにお客さんがワクワクするドラマを作りたい」と受賞の喜びを語った。

 受賞作には、自分の中では挑戦して攻めた作品と話した。大島さんはこれまで「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン」「1リットルの涙」などを手掛けている。