高熱と嘔吐(おうと)で緊急入院した人間国宝の落語家、桂米朝(87)は、入院から一夜明けた27日、落ち着いた状態を維持し、回復に向かっているという。

 所属事務所によると、この日は、弟子らが見舞いに訪ねたが、関係者は「平穏な様子だった」と話している。同事務所では、高齢でもあり「無理をさせる必要はない」としている。しばらく体調の回復に努めるため入院加療を続ける。