ぴあは17日、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のムック本「ももクロぴあ

 vol.2」(980円)の印刷部数を印税支払い先に虚偽報告し、印税の支払額を本来よりも過少にしていたと発表した。

 ぴあは、唐沢徹最高執行責任者(COO)と担当の40代の男性社員が、支払う印税を予算内に抑えるために虚偽報告したと説明。同社は「信頼を裏切る事態で深くおわびする」としている。

 ぴあは、唐沢氏のCOO職を解くほか、矢内広社長の報酬を3カ月間、10%減額するなどの社内処分を決めた。

 本は7月2日に発行。ぴあは6月ごろ、ももクロの所属事務所「スターダストプロモーション」に印刷部数を6万部と伝えたが、実際には10万部を印刷。だが印税は、6万部分しか支払っていなかった。未払いの4万部分は数百万円に相当するといい、ぴあ側が支払うことで金額などを調整している。

 9月上旬に事務所側が実際に販売された部数を調査した際に、部数が不自然に多かったため、ぴあ側に確認して虚偽報告が判明した。