日本でも人気の米女性歌手ケイティ・ペリーが植物の種子を新作CDアルバムの付録にしたことを受け、オーストラリア農業省は7日、自国の生態系に悪影響を及ぼすとの検疫上の懸念から、輸入盤に限り種子を処分するよう国民に呼び掛けた。

 地元メディアによると、農業省は「(輸入盤の種子は)病原菌を含んでいる恐れがある」と問題視し、種子を押収することも検討。ただ、実際に発芽する可能性が低いことなどから処分の要請にとどめた。オーストラリアで生産された現地盤の付録には同国原産の種子が用いられ、生態系への影響はないという。

 ペリーはツイッターで、種をまいて植物を育てるようファンに呼び掛けていた。ペリーのツイッターのフォロワー(読者)数は4674万人を超え、英メディアなどは4日、カナダの男性歌手ジャスティン・ビーバーを抜いて世界で1位になったと伝えた。ペリーは日本を訪れたばかり。