ゴーストライター問題の渦中にあり、現在の全聾(ろう)状態をウソだと告白した作曲家佐村河内守氏(50)が7日、都内で記者会見を開いた。
同問題の妻の関与は否定し、代作を務めた新垣隆氏へのギャラにも言及した。
-指示書を書いていたのは奥さんですか
佐村河内氏
私の妻の母から出た話だと思いますが、まったくのうそで、妻が関与したことはない。ここで書いても構いませんが、私の筆跡です。
-色紙とペンがあるので書いてください
佐村河内氏
(数分をかけて書き)どこかのテレビ番組でも検証していましたが、私が書きました。
-補聴器は
佐村河内氏
髪を伸ばして使っていた時期もあります。
--なぜ、今は使わない
佐村河内氏
音が曲がって聞こえるので、補聴器を使ってもあまり意味がないのです
-手話の方は必須
佐村河内氏
(くちびるの動きを読む)口話術もあり、年配の先生に口話も覚えなさいと言われた。慣れれば慣れるほど、読みやすくなる。新垣さんはほとんどしゃべらず、ゆっくりしゃべるので(くちびるを)読みやすかった。一方的に熱を込めて私が話すことが多かった。彼は、言葉が悪いですがイエスマンだった。今回、根源は私ですが、違うことは違うと言いたかった。新垣さんが「私と普通に会話する」と言っていたが、それはなかった。
-ギャラのつり上げは
佐村河内氏
ケース・バイ・ケースですが、通常、楽曲の長さ、編成にかかわらず、委嘱料金は30万円~100万円。1度新垣さんに「やめよう」と言われ、まずい、できなくなると思って、80万円、100万円でお願いした。サイン、契約書は残ってる。この6年間は2曲、3年間で1曲で、彼が納得したのは1曲300万円でした。
(新垣氏は自身の謝罪会見で、18年間で約20曲を作り、計700万円の報酬を得たとしている)