東京・北区赤羽発のアイドルグループ、Nゼロ(元AKBN

 0)の運営会社のカンドウが28日、メンバーに度重なる重大なルール違反があり同社が大きな損害を被っているとして、今後はルール違反したメンバーらに対し損害賠償を請求する方針を公式ブログで明らかにした。

 数多くのアイドルグループがひしめく昨今、有名無名を問わずメンバーのスキャンダルやルール違反は後を絶たないが、今回はメンバーとファンがプライベートで連絡を取り合うというルール違反があったようだ。

 同社は「悪意を持ってメンバーに接触してくるクライアント様(※ファンの意)、ゲーム感覚でメンバーと連絡を取ろうとしてくるクライアント様、メンバーを脅して連絡を取ろうとしてくるクライアント様、巧妙な手口で連絡を取ろうとしてくるクライアント様がいます」と現状を指摘。こうした問題が発生していることにより、「この問題に長時間対処したことによるスタッフ人件費の損害、グループ、会社のイメージダウンによる損害、メンバーが将来的に得る予定だった収入の損害」などを被っているとした。

 「アイドル歌手を育てるには、大きな費用と時間と愛情がかかります。一人前に育てるには、最低でも2年くらいの月日がかかります。ようやく育ってきてこれからというときに脱退されたのでは、会社も大損害です」とする同社は、今後の対応として、「メンバーとクライアント様がプライベートで連絡を取り合った場合、損害額を算出し、双方に損害賠償請求させていただきます」との方針を示し、「今後は、決められたルールを守って、イベントに参加していただけますようご協力をお願いいたします」と呼びかけた。

 同グループは2010年5月に結成。「会って、話せて、打ち合わせができる募金アイドル」をキャッチフレーズに、握手券やグッズ販売などで活動費を捻出する自給自足アイドルとして、NHK紅白歌合戦出場を目標に活動している。