胃がんで休養中の市村正親(65)が2日までに、都内病院で腹腔(ふくくう)鏡手術を終えたことが同日、分かった。所属事務所が発表、「入院しながら順調に回復に向かっている」とした。

 市村は今月27日に胃がんを公表し、入院していた。

 市村は公演中のミュージカル「ミス・サイゴン」(26日まで、東京・帝国劇場)を降板。7月いっぱいはダブルキャストで起用された駒田一がエンジニア役を務め、2日から筧利夫が加わった。

 公演後、筧は「ミスターミュージカルのような人なので、早いうちに発見して、早いうちに治して戻ってきて、いつまでやるんだ?

 というくらいやってほしい」と話し、カーテンコールでも「千秋楽に向けていい芝居にしていくことが、術後の市村さんへの特効薬」と回復を願った。