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 MXの人気番組が、バラエティー番組の“聖地”に進出する。TOKYO

 MXの情報番組「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)と「バラいろダンディ」(月~金曜午後9時)が今月23日、フジテレビ系「笑っていいとも!」で30年以上使用していた東京・新宿アルタで公開生放送を行うことが1日、分かった。

 新宿アルタは1982年10月から今年3月まで、タモリが司会を務める「笑っていいとも!」の公開生放送が行われていた場所。同番組は88年4月29日に、昼のバラエティーとして異例の高視聴率27・9%を記録。02年4月には、開始5000回目の達成記念に単独司会者による生放送の長寿記念としてギネスブックに認定された。番組が始まるとアルタ前の様子が番組タイトルのバックに映し出されるため、放送開始時刻に集まる者もいた。

 新宿アルタは同番組終了後は放送では使用されておらず、今回が初となる。関係者によると、2番組とも「笑っていいとも!」と同じく、観覧者を募集して生放送する。「バラいろダンディ」には「笑っていいとも!」のラストレギュラーメンバーだった武井壮や、フジテレビ元アナウンサーの長谷川豊らが出演しており、いいともメンバーが再び“聖地”に立つ。

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 MXは14年3月期決算で売上高が126億9500万円、経常利益が17億4900万円で、ともに3期連続で過去最高を更新した。東京スカイツリーによって受信環境が整ったことや、情報番組やアニメに注力した番組編成が好調の理由とされている。