女優浅野ゆう子(54)が4日、京都・南座で主演舞台「南座ミステリー劇場『疑惑』」(26日まで)の初日を迎えた。松本清張原作の初舞台化作品で、浅野演じる前科4犯の毒婦と、高橋恵子(59)演じる弁護士とのバトルが見どころの1つとなっている。

 南座初出演となった浅野は「江戸時代から続いている劇場にハイヒールで立たせていただいていいのかと。重厚感のある雰囲気にのまれないで、逆に新鮮で刺激的な存在になれたらいいなと思います」と話していた。

 舞台終盤での高橋演じる弁護士とワインを掛け合う場面について「お客さんに飛んでしまった場合、どう保証すればいいのかと気になっていました。私はもうねとねとです」と明かした。高橋も「お客さんにかからない方向にしていました」と裏側を明かしていた。

 会見には、出演者の原田龍二(43)なだぎ武(43)も出席。原田はなだぎについて「(オールバックの髪形が)ロバート・デ・ニーロに見えてくる。見とれちゃう部分もあるので、今後も楽しみです」と暴露。一方のなだぎは「オールバックだとどうしてもね。(今後は)デ・ニーロ要素を徐々に出していきながら」とまんざらでもない様子で笑わせた。