インタファクス通信によると、ロシアの映画監督アレクセイ・バラバノフ氏が18日、サンクトペテルブルク郊外の自宅で死去した。54歳。心臓発作とみられる。長期にわたり闘病生活を送っていた。

 59年、中部スベルドロフスク(現エカテリンブルク)生まれ。80年代から映画製作を始め、旧ソ連崩壊後のロシア社会の荒廃を背景に殺し屋の世界を描いた「ロシアン・ブラザー」が97年に大ヒット、日本でも公開された。