俳優山田孝之(29)が主演映画「凶悪」(21日公開)のプロモーションで異例の“お願い”をした。

 6日、大阪市内で主演映画「凶悪」(21日公開)の先行上映会の舞台あいさつに立つと「誕生会やパーティーの前には絶対に見ないでください」-。

 死刑囚の告発から殺人事件を暴き、犯人逮捕につながったノンフィクション「凶悪-ある死刑囚の告発-」の映画化。ピエール瀧演じる死刑囚、リリー・フランキー演じる事件の首謀者による凶行シーンが満載?

 とあって、衝撃度は超ド級だが、視聴後のすっきり感はまず臨めない。

 事件を告発する記者を演じた山田は「見始めて30分後には、みなさん、すごい顔になると思う。本当にドシンと来る作品」と熱弁。同席した白石和彌監督(38)も「見終わって、すっきりするものは何一つない」と自信満々?

 だ。

 2人は、ピエールとリリーが凄惨(せいさん)な殺人を犯すシーンの合間、控え室でゲーム「どうぶつの森」に興じていたエピソードなどを披露して会場を和ませながら、作品に対する自信を強調した。

 山田は「今、社会が抱える様々な問題を提示しています。みなさんが、考えるきっかけになってくれれば。こういう作品だからこそ、より多くの方に見ていただきたいです」と訴えていた。