三谷幸喜氏(52)の映画監督第6作、「清須会議」(11月9日公開)の完成披露試写会が15日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、三谷幸喜氏をはじめ、主演の役所広司(57)大泉洋(40)ら12人が登壇した。

 台風26号が関東地方に接近する中、集まった3200人のファンに、三谷監督が申し訳なさそうに口火を切った。「10年に1度の台風、すべて雨男の大泉洋のせいです。代わっておわびします」。すると、悪天候を自分のせいにされた大泉も「監督からは『またお前か』というメールが来た。『撮影中じゃなくて良かった』と返したら、『お前なんだな』と戻ってきました。何となく、申し訳ない気持ちになるのはなぜだろう…ごめんなさい」と、納得いかない様子だった。秀吉演じる大泉と同じ現場が多かった寺島進(49)も、「大泉さんが雨男なんで、いつも迷惑を被った。この場でわびを入れてもらいたい」と、ドスを利かせた声を響かせた。

 大泉の妻を演じる中谷美紀(37)も「私は妻を演じていますので、夫に代わっておわびします」と謝罪した。「撮影中も大泉さんがいらっしゃると雲が出てきて、いなくなると晴れる。同じ1日なのに、こんなに天気が変わるものかと思った。大泉さんのせいで…」と暴露し、収拾が付かなくなってしまった。

 伊勢谷友介(37)は監督の名前を「三池監督…」と言い間違え、会見後に三谷監督から客席に向けて謝罪を命じられる一幕もあった。晴れの完成披露会見のはずが、大泉のせいで?

 「おわび会見」になってしまった。