「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれるアニー賞(国際アニメ映画協会主催)の発表・授賞式が1日、米ロサンゼルスで行われ、「風立ちぬ」の宮崎駿監督が長編アニメ部門の脚本賞を受賞した。

 今年は「風立ちぬ」と沖浦啓之監督の「ももへの手紙」が同部門の作品賞の候補だったが、ともに受賞はならなかった。作品賞はディズニー映画「アナと雪の女王」が獲得した。

 宮崎監督は03年に「千と千尋の神隠し」で長編アニメ部門の作品賞や脚本賞などを受賞した。

 また、功労賞の1つで、アニメ界への長年の貢献をたたえる「ウィンザー・マッケイ賞」が、漫画家で映画監督の大友克洋氏やスティーブン・スピルバーグ監督に贈られた。大友監督は「AKIRA」や「童夢」などの作品が海外でも広く知られている。