俳優佐藤健(25)主演映画「るろうに剣心

 伝説の最期編」(大友啓史監督、13日公開)世界最速上映会が3日、東京・新宿ピカデリーで行われた。サプライズで、佐藤と武井咲(20)青木崇高(34)と大友監督が、約600人の観客と一緒に客席で上映を見た。

 上映終了後、興奮と感激で泣きだすファンが続出する中、佐藤と青木は客席を立って抱き合い、その後、ファンにもみくちゃにされながら客席の間の通路を通って登壇した。

 上映後の舞台あいさつでは、主人公緋村剣心を演じた佐藤が、所属事務所の先輩で剣心の師匠・比古清十郎を演じた福山雅治(45)との共演場面について語った。佐藤は「師匠(福山)とお芝居して、師匠の前でしか見せない剣心の顔に気付きました。福山さんは(10年のNHK大河ドラマ)『龍馬伝』の時も感じましたが、受け止めて下さる方。何百パーセントで突っ込んでも、受け入れて下さる大きさを持った方。だから、ぶつかっていけた」と感謝した。

 佐藤自らのリクエストで急きょ、ファンとの質疑応答も行われた。漫画家和月伸宏氏の原作からのファンという女性は、剣心が操る剣術「飛天御剣流」の技として実写版にせりふとして出てきたのが「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)」だけだったことを引き合いに「なぜ、技名が出ないんですか」と質問した。

 佐藤は「僕も、そっちの人間(漫画・アニメ好き)で、技名の問題はすごく話した。技名を言うか迷い、最期まで悩んだ。ただ、戦っている時に、リアルに相手がいたら『言わねーな』ということ。結果、最後の『天翔龍閃』だけになった」と説明した。大友監督は技の1つ「九頭龍閃(くずりゅうせん)」をアフレコで入れてみたことを明かした上で「アニメになっちゃった。(実写では)厳しいよ」と笑った。

 この日は和月氏から「自信を持ってお勧めできます」などとつづられた感謝のメッセージが届いた。佐藤は「うれしいですね。和月さんは、いい方。本当に優しい方で、僕は好き。迷いなく、僕たちが信じる実写版剣心に突き進めた」と話した。