三浦春馬(24)主演の日中合作映画「真夜中の五分前」(行定勲監督)が27日、初日を迎え、東京・新宿バルト9で初日舞台あいさつが行われた。

 上映が終わり、三浦と行定勲監督(46)が登壇すると、海外映画祭のようなスタンディングオベーションが起こった。

 三浦は「熱意と頑張りが皆さんに届いて、拍手をもらえるのは本当にうれしい」と感激していた。

 同映画は、10月の韓国・釜山映画祭でワールドプレミア上映後、中国、台湾、シンガポールでの公開を経て、この日、ようやく日本で公開初日を迎えた。

 行定監督は「凱旋(がいせん)上映気分です。日本で作りたかったけれど作れなくて、アジア映画にしようと(日本を)飛び出して、不思議な映画が出来上がった。アジアをグルッと回り、日本に戻る映画があってもいいかな」と感慨深げに語った。

 三浦の人気もあり、劇場には女性ファンが殺到。満員となり、次の回の上映を待つ女性が長い列をつくる時間帯もあった。