硬球を顔面に受け鼻骨を陥没骨折したタレント松居一代(50)が、9日、都内で会見した。顔面にテーピングして登場した松居は「今朝からまた、ボールを持たずに投球練習を始めました」と、予定通り13日の楽天-オリックス戦(Kスタ宮城)の始球式に登板する。

 同試合は日本製紙クレシア社が主催する「クリネックスデー」として行われ、同社のCMに出演する松居は始球式の大役が任された。7日朝に知人と都内の自宅で投球練習中に硬球が顔面を直撃。「とにかく血だらけとなり、驚いてしまいました。でも、家を出る前に階段や廊下についた血痕をマツイ棒やマツイぞうきんで掃除しました」と、自ら開発した掃除グッズが役立った。顔面の血は同社のティッシュでふいたことも付け加え「救急車や病院も掃除しました」と、笑顔でグッズもティッシュもアピールするたくましさだ。

 全治1カ月の診断だが、鼻に張ったテープをはがしても、少し青くはれている程度で目立たない。それでも化粧ができない状態で「芸能生活29年目にして初めて素顔で皆さんの前に出るとは思わなかった」と話した。