藤原竜也と小栗旬が舞台「ムサシ」で共演
藤原竜也(26)と小栗旬(25)が井上ひさし氏作、蜷川幸雄氏演出の舞台「ムサシ」(来年3~4月、さいたま市彩の国さいたま芸術劇場)で共演することが27日、分かった。若手実力派2人が演劇界の巨匠の新作時代劇に挑むもので、09年演劇界の話題をさらいそうだ。
剣豪宮本武蔵を主人公にした「ムサシ」は二十数年前に井上氏の脚本でブロードウェーでミュージカルとして上演する企画が持ち上がったが、実現しなかった。それから20年経過し、井上氏と蜷川氏が3年前に「天保十二年のシェイクスピア」で初タッグを組み、2人による次回作の話になった時に「ムサシ」が再浮上した。主演の武蔵役には「天保-」に出演し蜷川氏の信頼も厚い藤原が決まり、ライバルの佐々木小次郎役は蜷川氏の「小栗にやらせたい」の一言で決まった。吉川英治のベストセラー「宮本武蔵」をベースに井上氏が書き下ろす。ひたすら剣に生き、剣の力で世に出ようとした2人の剣豪の人生を新たな視点で描く。
03年の蜷川氏演出「ハムレット」で藤原ハムレットに小栗フォーティンブロスで共演したが、絡みはなく、がっぷり組む芝居は今回が初めて。プライベートでも仲が良く、互いの舞台を見に行き合うという。6年ぶり共演に藤原は「1つの勝負ではなくお互いを受け入れ合いながら、良い舞台にしたい。彼が持っている絶対的な存在感、力強さ、勢いを借りながら、演劇界に新しい風を吹き込ませ、若く情熱的な疾走感ある宮本武蔵を演じていきたい」。小栗も「ドキドキを通り越してパクパク状態です。5年前に一緒に芝居をさせてもらいながら、日々その存在力に圧倒された藤原竜也と真っ向から戦う者として組ませていただく、こんな幸せなことはないのではないでしょうか。ついに来たなという気持ちです」。
共演は鈴木杏、白石加代子らが決定。東京公演後、大阪のシアタードラマシティで上演され、その後の海外公演も見据えている。
[2008年5月28日7時4分 紙面から]
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