8月7日に都会の夜空を彩る「2008神宮外苑花火大会」(日刊スポーツ新聞社主催)に出演するゲストアーティストが3日、決定した。神宮球場では倖田来未(25)が、1万発の花火とパフォーマンスを競う。隅田川、東京湾とともに「東京3大花火大会」と並び称される夏の風物詩。花を添えるエロかわいい歌姫が、花火との初共演で新たな歴史を刻む。

 1万発の美を求めて約100万人の見物人が集まり、観客数、スケールともに東京・山手線内で最大の花火大会開催まで、あと64日に迫った。

 神宮球場では倖田のステージが一夜限りの炎と豪華さを競う。「花火の観覧に花を添えられるようなパフォーマンスができればいいなと思っています」。セクシーな衣装と激しいダンス、パワフルな歌唱力に定評のある倖田。花火とは初コラボレーションになるが、空気を「ドーン」と振動させる体感に決して負けないライブを目指す。「圧倒されないよう、皆さんの心に届く歌唱をしたいと思っております」。

 子供のころから花火が大好き。出身地の京都では、夏になると手持ち花火で友人たちとつかの間の小さな美を堪能した。「それだけでなく、大きな花火大会にもよく行っていました」と振り返る。

 「ナイター気分で花火を楽しもう」との合言葉で80年にスタートした「神宮花火」は今年で29回目を迎える。京都で産声を上げた際には、すでにスタートしていた歴史ある真夏の祭典で、平成のヒットメーカーが花火に負けない完全燃焼を誓った。