女優はしのえみ(35)が7日、萩本欽一(67)が座長を務める舞台「あらん

 はらん

 しらん」(東京・明治座、27日まで)で青年座所属の俳優綱島郷太郎(35)と結婚したことを発表した。06年に昼の帯ドラマ「みこん六姉妹」で共演し交際に発展。婚姻届を今月1日に都内の区役所に提出した。カーテンコールで萩本が客席にいた綱島を舞台上に呼び、2人の手をつながせる祝福演出。はしのの目はうるんでいた。

 はしのはカーテンコールで突然、語り出した。「私、お嫁に行きたい。ではなく、お嫁に行きました」。客席は一瞬、何のことか分からずきょとんとしていたが、欽ちゃんが夫の綱島をステージに上げると大きな拍手に包まれた。

 はしのは欽ちゃんプロデュースの「欽ちゃん劇団」出身。芸能界の父でもある欽ちゃんが、無精ひげをはやしている綱島に「はじめまして。何か汚い役者さんだなあ」と突っ込むと、綱島は「舞台の役作りでひげを」と説明。欽ちゃんは「役作りときいてほっとしました」と笑いを誘った。共演者の田中美佐子(49)が「高齢出産なら相談して」、欽ちゃんが「娘が嫁に行ったよう。泣けてきちゃった」と祝福すると、はしのの目はうるんだ。

 知り合ったきっかけは06年放送の昼の帯ドラマ「みこん六姉妹」での共演だった。番組の飲み会で席が隣になり急接近。お互いの自宅が近所で、綱島が「代々木公園(東京)に散歩に行きませんか」とデートに誘い交際がスタート。昨年の1月1日午前0時すぎに、綱島が寝ているはしのを起こしてプロポーズ。同6月に、綱島がはしのの実家を訪れ、結納を交わした。はしのの父親は07年2月に亡くなっており、お墓に結婚の報告を行ったという。昨年11月から同居生活をスタートさせ、2人が年男、年女になった今月1日夕方に婚姻届を提出した。ドラマでは、結ばれない男女を演じたが、プライベートではしっかりとゴールインした。

 はしのは以前、欽ちゃんから「35歳で結婚して、子供は上が女の子、下が男の子」と予言されたことがあった。予言通りの結婚に、欽ちゃんが「どっちから攻撃したの?」と尋ねると、はしのは「お互い、攻撃し合いました」。これに対し、欽ちゃんは「聞かなきゃよかった」。はしのは妊娠しておらず、おなかをたたいて「まだ空室です」。挙式について、綱島は「温かくなったころに考えています」と話した。

 [2009年1月8日8時56分

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