今月20日に静岡県の霊園で硫化水素を吸って自殺したタレント清水由貴子さん(享年49)の告別式が25日、同県御殿場市で営まれた。人気番組「欽ちゃんの週刊欽曜日」で共演した佐藤B作(60)「内田忠男モーニングショー」で共演した八波一起(53)らが参列した。

 ひつぎには、山梨放送で07年までレギュラーを務めた最後のテレビ出演番組「ともちゃん家の5時」の台本、母、妹と一緒に行った温泉旅行の写真が納められた。佐藤は涙をこらえ「恋も遊びもせず、酒も飲まず、道を外れることなく、家族のために頑張った。もっと恋愛してほしかった。いつか欽ちゃんバンドで集まって(清水さんのヒット曲)『お元気ですか』を演奏したい」。喪主を務めた妹(42)は気丈に「お姉ちゃんの妹でよかった」とあいさつしたという。遺骨はいったん東京に戻った後、父の墓石がある霊園に納骨される。墓前で命を絶った清水さんは、父の隣で眠ることになる。

 [2009年4月26日7時33分

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