TOKIO長瀬智也(30)が、日本初の本格スパイコメディードラマに主演する。7月スタートの日本テレビ系連続ドラマ(土曜午後9時)で、題名は未定。

 長瀬の連ドラ主演はTBS「歌姫」以来2年ぶり16本目。「踊る大捜査線」シリーズの君塚良一氏のオリジナル脚本。黒ずくめの探偵のルックスから、ホスト、修道女、医者と長瀬のコスプレも楽しめる作品で、アクションあり、涙あり、大爆笑ありのスパイドラマ。若者たちの間でカリスマ的存在の長瀬は「いつも通りマイペースでスタッフ、キャストと頑張り、楽しんで作っていきたい。夏に衣装が暑苦しくてすみません」と話している。

 長瀬演じる主人公の鎧井京介は前科13犯の詐欺師。相手の心に入り込む明石家さんまばりのトークと、石原裕次郎ばりのタフネスさを買われ、自由と引き換えに政府のスパイになる。毎回テロリストと対決して日本を救い、やがて改心していく。君塚氏は「不況を吹き飛ばすヒーローが活躍する大エンターテインメント。長瀬さんは屈強な雰囲気と、ナイーブな雰囲気を持ち合わせる現代の石原裕次郎」。93年の長瀬の連ドラデビュー作「ツインズ教師」も担当した佐藤敦プロデューサーは「閉塞(へいそく)感を大爆笑で吹き飛ばす。この二面性のある役をこなせるのは長瀬君しかいない」と話した。

 [2009年5月21日6時45分

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